5回の転職、採用担当を経験してわかった「20代後半から、なぜ転職が難しくなるのか?」

転職&採用

皆さんこんにちは!tamagoです。

転職適齢期が上がってきていると言われている昨今ですが、自ら5回の転職を経験した結果、やはり20代後半からの転職が一気に難しくなったと感じます。書類選考率、面接突破率ともに大きく変わります。

何故、20代後半から転職が難しくなるか、転職、採用担当を経験してわかったポイントについてご説明します。

「20代後半から、なぜ転職が難しくなるのか?」

・直属上司との年齢、経験が合わなくなる。
・プロパー社員との年収調整が難しくなる。
・使い捨てできなくなる。
・転職理由に納得できる理由をほしがる。
・結局、マネジメント側が敬遠する。

直属上司との年齢、経験が合わなくなる。

こちらは、採用担当で感じるポイントです。

20代後半の採用となると、所属部署のリーダーやマネージャーといった役職者の年齢と近くなります。経験年数も大体3年前後の人材が、このあたりの役職になっているケースが多いため、同等の経験年数や年齢となり、勝手にマネジメントさせにくいと感じてしまいます。だったら20代前半で未経験の方が、心置きなく配置できるため、避ける傾向があります。

プロパー社員との年収調整が難しくなる。

こちらは、転職した時に感じたポイントです。

他の会社から転職するわけですから、同じような成果、経験だとしても給料は異なります。

転職する側は、現職より給料を上げるために希望しているため、相対的に高い年収を希望する場合が多いと思います。採用側の会社で同じような人材と給料が乖離し、入社後に社内に広がった場合、かなり不平不満が勃発します。

私も、何度もこの場面に遭遇しました。いる側も行く側も微妙な感情になるので、採用担当も悩むポイントです。

使い捨てできなくなる。

良くも悪くも社会人経験があるので、適当なマネジメントがしにくいのです。

30代のように成果で判断、20代前半のようにきっちり育てる。どちらの年齢にも当てはまらない面倒なレイヤーとなります。

教育も必要だし、自身のスキルで成果を出させる、両軸の管理が必要なため、長期的な育成期間を要すことが多いので敬遠されがちです。

転職理由に納得できる理由をほしがる。

こちらは、人事担当の目線です。

20代前半のような直接的な理由ではなく、「なるほど!こういう理由で転職活動しているなら納得できる」と感じる理由を欲しがります。本来、転職理由は単純かつ明確なのにも関わらず、現職では、絶対的に実現できない理由でないと納得しません。

人事的なダメな理由例

  • 給料が低い→結果出して、会社に交渉しろよ。
  • やりたいPJができない→会社と交渉しろよ。
  • 会社の方針と合わない→会社と調整しろよ

こんな感じで、現職でできる限りの行動をしたが、できなかったからと言える必要があるのです。

結局、マネジメント側が敬遠する。

私自身、20代後半より20代前半の方がいいと思っています。

社会人経験をある程度すると、良い、悪いの判断ができるようになるため、マネジメントに対して不満を持ったり、「自分なりの良い」を基準に行動するようになるからです。

会社それぞれ独自のルールがあり、効率的でない仕事もたくさん存在します。そういった決め事に対して、経験が少ない20代前半だと余計なことを考えず行動してくれますが、20代後半になると、自分なりの正を求めたり、不満を言ったりと面倒なのです。

いかがでしたでしょうか?

結論、経験値がない方が社内ルールに沿った、やりたいような教育できるから若い方が良いという、短絡的な理由と感じます。

これから転職をしたい方、転職活動中の20代の方に少しでも参考なれば幸いです。

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