皆さんこんにちは。Tamgoです。
今回は、久しぶりに仕事のことを書きます。
私は、東京都内にある20名程度のインターネット広告代理店の営業として、サラリーマンをしています。今年に入って長期間の交渉の上、ようやく副業許可を得ました。
会社との雇用形態は維持し、副業OKという内容です。
その中で、いくつかの問題点がありました。副業が当たり前になっているこの時代で、「これから副業をしたい」「副業に興味がある」会社員の方に、少しでも参考になれば幸いです。
では早速、本題に入ります。
事業者から見る副業の問題点
①会社のお客様を横取りされる。
会社側がもっとも懸念する内容です。簡単に副業してお金にする方法はやはり「既存案件の移動」ですね。
今の仕事をそのまま個人でやってしまう。業務の性質によりますが、私の場合、インターネット広告代理店業で自己完結の業務となります。
お客様からすると支払い先が変わるだけです。
この状態を防ぐため、会社との副業許可契約では必ず「既存クライアントからの仕事は受けない」と明記されています。
しかしながら、その行為を見破る手段は、口座取引と直接お客様に聞く以外の方法はありません。
証拠がなく、個人の口座の開示強制はできないので不可能。
お客様にヒアリングするにも、仮に間違っていた場合、関係が崩れてしまう恐れがあります。
従って、効力を発揮できる場面は、ほぼない契約内容と感じます。
②労働時間増加による健康被害とパフォーマンス低下。
副業によって起こる問題でもっとも多いのは「健康被害」とのことです。
既存業務にプラスして仕事をするわけですので、稼働時間はもちろん増えます。そうなると必然的に体に負担がかかり、体調不良からのパフォーマンス低下の可能性が高まります。
会社としては、このパフォーマンス低下が見られた場合のために「健康被害や業務に支障が生じた場合、副業を禁止できる」という内容が組み込まれています。
また、仮に副業時に事故等が発生した場合、副業先は雇用していないため責任は負いません。
雇用会社に責任がいくケースも多く、「業務日時と時間」を報告させる会社もあります。
個人から見る副業の問題点
①業務時間と副業時間を明確に示さないといけない。
副業をしていない場合は、特に管理もしていないところでも、副業OKにした場合、
業務時間中に何をしているのか?副業を業務時間にしていないか?をチェックしないといけません。
なので、PCログを取得、PCモニタリングできるように会社側が対策をするケースもあります。
副業可になるということは、当たり前ですが、業務時間中行動の監視が入る可能性があることを理解しておいた方が良いと思います。
仮に、売上が少なく、業務も少ないと分かってしまうと、本職を失ってしまうリスクがあるということです。
だからこそ、副業をする前に今の仕事で「売上がある」「業務量がある」状態でないと本末転倒となります。
②昇給しにくくなる。
会社からすると副業許可しているから「副業で稼いでいる」「残業も少ない」と短絡的に考え場合が多いと思います。なので、副業する場合は、今一度、会社の昇給システムの確認、場合によっては別の昇給システムを提案するなど、昇給しにくくなることを事前に理解し、対策をすべきと思います。
③売上、成果を維持しないといけない。
これがもっとも大事と思います。
副業契約にも「パフォーマンス低下による副業禁止」が組み込まれているケースが多いため、目に見える売上や成果物の質を落としてはなりません。
イメージ的にもパフォーマンスが低下すると「副業ばっかりしてるから」「本業を疎かにしている」など思われてしまい、人間関係にも影響します。
だからこそ、本業での成果により拘ることが大事です。
副業は、収入を増やす。楽して稼ぐ。など良いイメージと本業が上手く行かくなったら、クビを切られやすい。この両軸が存在します。
会社としては、「副業やっているのだから、そっちにいけば?」「仕事あるでしょう?」と1本でやっている人に比べ、よりシビアな見方をします。
本業があってこその副業ということを理解したうえで、副業を進めていくことが大事と考えます。
皆さまいかがでしょうか。
では、良い一日を。
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