皆様こんにちは。Tamagoです。
今回は、皆様待ちに待った年末年始休暇を迎えるにあたりまして、我々の業界並びに私の年末年始の業務について書いていこうと思います。
暦の上では29日~3日の6日間が休暇となるため、今年は例年に比べると若干少ない期間が休暇となります。6日間ゆっくり過ごせると、皆様待ち焦がれていると思います。
が。。我々、インターネット広告代理店のPMと運用者は仕事がたくさんあります。
休暇と言いつつ、自宅作業が非常に多い期間となります。
このご時世でも、休みであろうが、お正月であろうが、必須業務が多々存在します。
そんな年末年始の休暇期間でも行う業務についてご紹介します。
インターネット広告代理業に興味がある方、転職を考えている方などは実情をご理解いただく機会となると幸いです。
月間予算の最終調整(12月31日)
広告代理事業では、お客様から月間予算を指定され、予算を超えないように広告費をコントロールする必要があります。単に月間、日予算を設定すればいいでしょう?と思われがちですが、
年末年始などのイレギュラーな期間の場合、予算設定していても制御できないことがあります。
例えば、検索広告の日予算を10,000円に設定していても、結果6,000円、12,000円など消化する費用が乖離します。
では、どうすればよいのか?
月末最終日は3時間ごと、消化進捗を確認、都度予算や入札を調整し、月間予算95%前後で着地させるという業務が発生します。
皆様が思い思いの時間をゆっくり過ごす12月31日に我々、広告代理店の運用者やPMは3時間毎にPCを開き、予算管理を行います。
広告切り替えの切り替え業務(12月31日~1月1日)
お客様の商品によっては期間を設けたキャンペーンを広告配信しています。
例えば「12月31日までキャンペーン」を訴求した広告文や広告バナーを配信している場合、1月1日まで配信できないですよね。
この12月31日までの広告を停止し、次の広告を開始する作業を手作業で行います。スケジュール設定などで管理できる場合もありますが、基本、各広告媒体の管理画面にアクセスし、停止、開始作業することになります。
要するに、12月31日23時30分頃から停止作業を行い、1月1日0時過ぎたら、次の広告開始作業をします。
ハッピーニューイヤー!除夜の鐘を聞く!みたいな時間は我々、広告代理店の運用者、PMには存在しません。ここが勝負のタイミングです。
そして、仮に停止が漏れた。開始ができていないなどの事故が起きたら、おしまいです。年末年始キャンペーンを行っているサービスはこの訴求で売上が大きく変わるため、絶対に失敗できないのです。
それだけ神経を使う作業をしているのです。
月初の予算調整(1月1日)
月間予算の最終調整と同じように、月初の予算管理も必須作業となります。
毎月同予算で運用するケースは少ないため、1日に必ず予算調整が必要です。ここでは、予算、入札の月間スケジュールを立てつつ設定します。ただ予算を低めに設定するわけではなく、広告主の戦略に沿った運用をするため、スタートの管理をミスると、これもおしまいです。月間予算スケジュールも崩れ、計画通り進められなくなるため、神経を使う作業となります。
出社日に向けての準備(1月2日~)
月末月初の作業が終わった2日以降は、出社日に依頼されている作業を前倒しでやります。
どこの企業も基本、年末年始は休暇のため、月末駆け込みの依頼、再開日の作業依頼が裁ききれないほど入っています。しかも、どの業務もギリギリのスケジュールでの依頼が多いです。
当たり前ですが、1月は休暇が多く、稼働日が少ないため広告反映が遅れると戦略的に動けません。
従って、どのお客様の依頼も、最短、最速を希望しています。
2日から出社日までに、優先度が高い依頼から作業します。大体、1日あたり3時間~4時間程度作業をします。
皆様いかがでしたでしょうか?
このように、インターネット広告はパソコンとインターネット環境だけで業務、反映できてしまうため、年末年始であろうが、夜中であろうが、仕事が発生します。
このルーティンになれるまでは、かなり苦痛だと思います。
インターネット広告はシステム、自動化など実作業が少ないイメージを持たれていることが多いですが、
大事なところは、特に手作業です。
噓でもなく、これがリアルなインターネット広告代理店のPM、運用者の年末年始に行う仕事です。
では良い一日を。
Tamago
コメント