今回は、これまで見てきた代理店の中で、絶対任せちゃいけない代理店の特徴についてご紹介します。
内部を経験したことのない事業者側は、広告代理店といっても何が違うのか?どこも一緒でしょ?と思うのが普通です。実際、やっていることは一緒で「インターネット広告をお客様の代わりに出稿する」です。
ただ、この業界はモノではないため、成果物がわかりにくく、偽装から放置といった悪行がかなり多いのも事実です。こういった代理店に捕まらないように特徴的なポイントをご紹介します。
(事業者向け)こんなインターネット広告代理店には任せるな!
① 報告資料のボリュームが少ない。
② 運用手数料の安さをアピールする。
③ フロント担当の「確認します」返答が、やけに多い。
④ フロント担当のレスが遅い。
⑤ ただがサラリーマンなのに、外見で個性を出す。
【ドキュメント資料のボリュームが少ない、もしくは、ない。】
こちらは、長年付き合っている代理店、月間予算が少ない場合に多く見受けられます。
広告代理店のもっとも工数を要す業務が、このドキュメント作成です。結果だけ記載するのは、簡単ですが、前月の結果の良かったところ、悪かったところ、良かったところをどう伸ばすか?悪かったところをどう改善するか?ここがもっとも大事で時間を要します。単純に営業、運用者のリソースが圧迫されるため、面倒だからやらない。これが答えです。したがって、プロジェクトが良くなることはほぼ皆無です。
早めに代理店を変更した方が良いです。
【運用手数料の安さをアピールする。】
通常、インターネット広告代理店の手数料は20%前後です。月予算1,000,000円の場合、約200,000円が運用手数料=粗利です。そこから、販管費を引いてようやく、会社の営業利益となります。結論、薄利の商品ということです。
そもそも高くない運用手数料をさらに安くできるとアピールし、受注する。しかしながら、粗利が極端に少ないため、人件費を割けない=放置する、もしくは自動ツールにお任せ!で工数を限りなく減らすことで、赤字を免れます。そもそも高くない運用手数料20%は適正価格です。そこはケチらないようにしましょう。
【フロント担当の「確認します」が、やけに多い。】
プロジェクトはフロントですべて決まります。新卒やスキル不足の担当が付いた時点でKPI達成は難しいと思います。広告主からの質問や相談に対して「確認します」が多い人間は、単に知識がない。プロジェクトを把握していない。社内のポジションが低い。のいずれかです。だから、正確な回答ができず、持ち帰り、各担当や上司に指示を仰ぎます。
フロントとのコミュニケーションが効率的にできないとプロジェクトが遅延し、スケジュール通りに進みません。また、情報に複数の人間の意見が入るため、情報自体が濁り、認識の齟齬や事故も増える可能性も高いです。そういった人間をプロジェクトから外し、担当変更をオーダーするために現フロント担当の言葉を気にしてみてください。
【フロント担当のレスが遅い。】
仕事では当たり前の常識ですが、できない人が多い印象です。
なぜ、レスが遅いのか?
理由は簡単で、他の業務が立て込んでいる。返信する内容を調べる、考えるのに時間がかかるため後回しにする。返信する時間がない(これは言い訳ですね。)
要するに、自らの業務管理ができていないか。優先度が極端に低いのです。
また、この癖は、なかなか治りません。担当替えを早々に依頼しましょう。
【ただがサラリーマンなのに、外見で個性を出す。】
これは、主観です。すみません。
無駄にオフィスカジュアルを崩したり、髪型を奇抜にしたりと。モテたい、一目置かれたい気持ちはわかりますが、インターネット広告代理店は多種多様な業界、対面する広告主の立場も様々です。したがった、ネガティブな印象を与える可能性を自ら生む営業は、優秀ではありません。
※サラリーマンに限ります。オーナー、役員は別です。※
本当に優秀な人間は、自分を大きく見せたりしないものです。私の知る限り、このタイプは成績も中の下で、声だけ大きいパターンです。表面的な提案とその場しのぎの回答が得意です。あくまでも主観です。
事業者様側で、代理店変更を考えている方、これからお願いしようと思っている方の参考になれば幸いです。
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